『築40年スケルトンリノベーション進化の過程』
自立研関東ゼミ今年最後の回はおなじみ事例大発表会。
今回は4名の方と講師の森こうすけさんにもボーナス発表としてご登壇いただきました。
まずトップバッターは中澤建設(株)中澤康之さん。
ずっとおっかけている断熱リノベ物件の改良調査実測結果です。
過去色々調べる中で2階の北西部屋が夏少し暑いとのことで、2階東側エアコン冷気が奥のこの部屋まで引っ張り切れてないのではないか?との考察からこの部屋と1階のふところにアローファンを設置して、冷気を引っ張り更に1階へ強制的に落としたらどうなるか?
測定の結果、冬も夏も効果はあったが寝る時に3人で寝てるのでほんのちょっと暑く感じる時があると。
グループ考察ではまずアローファンの運転が「弱」運転だったので「強」運転に試してもらったら?と。
更に、ダクトがスペースの問題で150Φから100Φにおとしていて、そこでの圧損が悪影響となってるのでやはり150Φにしたら?となりまして、来シーズンの測定考察となったので中澤さん残念ながら?卒業できず^^
『壁掛エアコン2台×ダクトレス第1種換気システムの可能性』
2番手は今回初発表の(株)深沢の深澤健さん。
初めてとは思えないくらいの資料まとめと堂々の発表でビックリ!
自邸の調査の中で、ダクトレス式の全熱交換がどれくらいの効果を発揮しているかが最大の注目点。
冬は特に相対湿度が50%台をキープしていて合格。
夏は2階の東北子ども部屋と東南寝室が若干暑くなるので、西北書斎から送られるエアコン冷気をこの2部屋に運びたい。
そこで換気風量を増やしたり、サーキュレーターを使って奥に運ばせたりした結果、湿度が若干高くなりジメジメ感が出てしまった。
グループ考察で出た意見としてやはり換気風量を上げ過ぎると外気水蒸気も多く入れてしまうので湿度は高くなる。
風量を上げないで、サーキュレーターの位置を寝室入口対角に置き、上向きにすると風の流れが変わるのでそれをするだけで違ってくるから、来年はその辺りを試してみたら?となりました。
深澤さんの方では小屋裏にガラリ開口を開け、ダクトで直接部屋に運ぶ案も考えてはみていましたが、まずはもっと簡易な方法で改善できるならそれをやってみようと。
『エアコンリターンは大事!~吹き抜けの無い計画からさらなる快適へ向けて~hygge #002 未来につなげる住まい』
3番手もこれまたお初発表の(株)渡辺工務店の渡辺一紘さん。
こちらも同じく初めてとは思えない堂々のパフォーマンス。
吹き抜けの無い間取りで暖冷気がうまく回ってるかどうかの検証をメインに。
実測結果は冬は全く問題なし。
夏に関しては若干湿度高め。
これがまさに吹き抜けがなく、エアコンにリターンエアを送り込めず除湿が上手くできていない可能性があった。
また、お施主様がエアコン毎日OFFにする時間が必ずあり、そこで特に湿度の上昇となっているんだろう。
まずはそこで、2階床にガラリを設けて、少しでも1階に冷気を送れる箇所を増やせば良いのだろうかという考察。
グループワークでは、ガラリを設けるよりもやはりお施主様に夏場はエアコンOFFをしないように、電気消費量が気になるのであれば設定温度を上げて、風量を上げて体感がどう変わるか?
更に、1階階段下にサーキュレーターを置いて玄関方向に風を送れば、強制的に2階階段の空気を引っ張ることができ、その押された冷気で暖気は上に上がり階段を通ってエアコンリターンされやすくなるだろうと。
先の深澤さんの事例同様、機械や特別工事に頼らなくても必要最小限の施しでも十分快適性向上に繋がるのでは?
これも来シーズン実測で数値と体感がどう変化するか楽しみですね。
『ー2020~2024年3年間の実測・考察ー【温度】【湿度】【体感】【電気】』
ゼミ生ラストは2020年から全館空調の自邸発表をしていただいていた(株)ケイ・ティの田所浩樹さん。
今回がファイナルの発表はこれまでの総まとめ。
初年は絶対湿度の概念がなく、夏場の湿度のためにペレットストーブをたいたり、暖房をかけたりして実測したが、当然温度は上がり、相対湿度は下がったが絶対湿度そのものは上がってしまっていた。
事例発表からのグループワークでその辺のアドバイスを受けながら次年度からは除湿器や加湿器の色んな種類や設置場所、運転方法を変えながら実測し考察しました。
そして、だんだんベストな機器、運転方法が分かってきました。
そもそも全館空調で温度差湿度差がほぼない状態で申し分はないのですが、そこに満足せず更にエネルギー消費が抑えられる方法を模索する。
ただ、最もベストな方法は今付いている8kwというオバケエアコンを5kwに変更することだという話は2020年からずっと変わらず議題にあがっていました^^
UA値0.2w/㎡Kの断熱リノベ実測
最後に講師森さんからボーナス発表。
元々新築希望できたお施主様の現地をみたら立派なつくりの平屋だったのでリノベを提案し採用。
耐震と断熱UA0.2w/㎡K、気密C値0.5㎠/㎡を実現させた住まいの冬は平均19.6℃44%。
夏は30.1℃63%と夏は少し温度高めですが奥様が低いのが嫌でわざと高くしているのことで冬夏安定の実測結果とさすがです。
そして、各グループに分かれてのディスカッションターイム!
各テーブル非常に盛り上がっておりました。
中澤班発表のトヨタトーヨー住器(株)北岡さんありがとうございました。
渡辺班発表の突然むちゃぶりされたベースポイント(株)の坪野さんありがとうございました。
田所班発表の丸川木材(株)の海老原さんありがとうございました。
深澤班発表の(有)小堀材木店の関口さんありがとうございました。
そして、日本一早い忘年会!
乾杯の音頭は事例発表卒業組の大竹工務店(株)大竹さん。
急にふられたにも関わらず、凄く良いあいさつをされました。
中締めの手締めはたまたま近くをあるいてて捕まった?A'StyleHomeの安藤さん。
そして、なぜか大御所アセットフォーの荒井さんスピーチ。
なんでこの展開になったのか酔っぱらってて覚えてませんw
呑んでても勉強をやめない変態達!
急に居酒屋の入り口の風量と風速を計りだし始めて森さんがレクチャー!
いはやは凄い人たちですね~。
というわけで大盛り上がりの忘年会も終わりまして自立研関東ゼミ2024も無事終えることができました。
1年間ありがとうございました。
そして2025もまた皆さん楽しく学びましょう~!!
自立研関東ゼミ





