2022年6月22日自立研関東ゼミ第1回森こうすけさんによる『目からウロコの温熱学~基礎編~』無事終了しました。
今回からリアルとオンラインのハイブリット方式を採用。
今後もこれが通常スタイルになります。
本当に毎回目からウロコ!
このシリーズも今回で3年目になって、内容的にもほぼ同じなんですがそれでも毎回初めて聴いたかのような新鮮さがあります。
それは、自分自身まだまだ設備に関して脳が一体化してないことを意味しているわけです。
もっともっと五臓六腑にしみわたるような反復学習が必要だと感じました(^^;
「顧客より知識や技術の低いプロに存在価値があるか」
こんなセリフを森さんに言わせるくらいこのギョーカイの不勉強体質が情けないですよね。
しかし、確かに焦るくらいの知識を持ってる素人さんが急増しているのも事実。
それだけにプロは更に更にもっと深い知識を体得しておかねばならぬのです。
空気線図はエンタルピー比が超重要!
横軸の温度と縦軸の湿度の交点が相対湿度でってくらいは普通に分かっていないといけないわけで、高みのプロはこのエンタルピー比を読解できなければいけません。
そしてエンタルピー=エネルギー、つまり絶対湿度が高ければ高いほどエンタルピー比も上がる。すなわちエネルギーも高くなるって図式です。
もっと分かり易く言えば水蒸気は熱を持っているってことなんだと。
更にもっと分かり易く言うと冷たい結露してる生ジョッキとそうでない生ジョッキでは、後者の方が冷たくて美味しい(個人の感想です)というわけなんです。
会場のエアコンの脳力診断
今回初企画は会場のエアコン能力実測!
実際の風量、温度、湿度を計り、何kwで働いているかをCheck!
エアコンの吹き出し口寸法Check!
計算!
4m/S×3600S×エアコン吹き出し口面積=1200m3/h
吹き出し温度11.8℃、湿度77%
吹き込み温度25.6℃、湿度53%
空気線図でエンタルピー比見ると
吹き出し30KJ/kgDA
吹き込み温度54KJ/kgDA
54-30=24
0.34w/Km3×1200m3×24KJ/kgDA=9,792wh≒10kw
エアコン本体の表示が11kw定格能力だったのでほぼ実力発揮という結果になりました。
プロの高みを目指すなら、自分でこれくらいのことはできないとダメですよ!と森先生。
まだまだ書ききれないほどの盛沢山内容でして、次回の応用編もまたまた貴重なお話が満載です。
8/24ですよ!!
お楽しみ懇親会も安定の80%出席。
リアル参加の方はこれもセットでのイベント。
森さん貴重なお話ありがとうございました!
参加者の皆さん、お疲れ様でした~。