2020第1回関東ゼミ終了しました~。

今年最初の関東ゼミが無事終了しました。

今回は延期も本当に考えましたが講師の森亨介さんのお話は1日でも早く聞くべきだと判断して、マスク、除菌、換気等々の万難を排して臨みました。

 

タイトル通りまさに目からウロコの連続!

関東ゼミでは断熱や気密等の箱の性能に関する勉強は常にやっていますが、設備についてはほぼ割いてきませんでした。

今回は特にエアコンの特性解説では今までメーカーのカタログを鵜呑みにして機種選定をやっていましたが、それは問題アリだということに気づかされました。

特に冷房についていえば、室内機のファン風量を大きくしてCOPを良くする方策をほとんどのメーカーが取っているが、本来なら実質温度を短時間に下げられるコンプレッサーの能力を問うべきであると。

全くだな~と。

 

湿り空気線図の真のチカラ。

建築実務者、とりわけ関東ゼミ生なら誰しも知っている湿り空気線図ですが、ここまで明確に分かりやすく解説をいただいたことが過去に無かったので本当に良い知識となりました。

特に比エンタルピーの顕熱と潜熱の内訳の見方は初耳でしたし、グラフを見るだけで分かりやすい理解が得られます。

ゼミ生も有効活用^^

(株)アセットフォーの荒井さんは以前から森さんの講習を受講していて何かと詳しいので森さんのアシスタント的存在になってました。写真は外の風量を測っています。

計算問題でも大活躍♬

ダクトVS吹き抜け

直径250mmのダクトと1.7m×1.7mの吹き抜けを同じ風速で流した場合にどちらがより多く流れるか?の手計算も通常だとかなり難しい計算をイメージしますが、それを簡単に算出できる手法も伝授。

結論は予想通り吹き抜けの勝ち!しかもダクトは負荷が多い為全館空調でまんべんなく各部屋に届けるのは相当な風量が必要で、高効率エアコンを搭載しても、その大きな風量のおかげで省エネ性は低下すると。

これもよくよく考えてみれば当然のことで、やはり吹き抜けやオープンスペースを使いダクトに頼らない空調計画が必要不可欠ですね。

次回は応用編

基礎編でもかなり難しかったわけですが、これの応用となるとどんな感じになるんでしょうかね。楽しみです。

森さん貴重なお話有難うございました!参加者の皆さんお疲れさまでした!